前回に続き、動画・映像編集で行ったことについて記します。
※視聴リンクはこちら
YouTube https://www.youtube.com/watch?v=0OzbvRmeubw&t=6s
niconico https://www.nicovideo.jp/watch/sm40701362
動画の作り方
使用したソフトはAdobe PhotoshopとAdobe After Effectsです。
主な工程としては、字幕付けと曲のサビに入る時等のトランジション(画面切り替わりのアニメーション)、雨のエフェクトとそんなに難しいことはしていないです。
今回は特に記すのは雨を降らすようなエフェクトをつける際に行ったことです。
カンがいい人なら気づいたかもしれませんが、Photoshopは画像編集用のソフトであって、動画編集用のソフトではありません。
リアルな感じで雨を降らすためには、まず画像の背景を読み解き、必要に応じて画像の下処理をします。
具体的に言うと、「雨の予感」では画面中央に女の子、その奥に空、手前に風鈴や簾が見えます。恐らく縁側があるのでしょう。
つまり、この画像内において雨を降らしたいのは「外」であって、簾より手前の「屋内」に雨が降っていたらちょっと違和感があるということです。
雨を降らしているように見せるにはAfter Effectsの雨のエフェクトを掛ければ良いのですが、ただ掛けるだけでは画面全体、つまり屋内にも雨が降っているように見えてしまいます。
そのため、今回はPhotoshopを使って予め簾や風鈴等の部分を切り抜いたものを用意します。
After Effectsでは上から順に切り抜いた画像→雨のエフェクト→元の画像という順番でレイヤーを重ねるイメージになります。
また、「切り抜き方」で画像の持つ意味合い・解釈を少し変えることができます。
女の子を一緒に切り抜くと、女の子より奥側に雨が降っている、つまり女の子は屋内に近い位置(屋根の下)にいるような感じになります。
逆に、女の子を切り抜かない場合、女の子と家の間に雨が降っている(縁側から何歩か外に出ている)イメージになります。
好みに応じて変えましょう。
Photoshopで切り抜いた状態がこんな感じです。これを元画像にピッタリ重ねます。
そして更に、エフェクトと画像を馴染ませるために、雨が風の影響で斜めに降っているように見えるような設定します。
この画像で言うと風が画面右に向かって吹いてるようなイメージですね。
After Effectsの雨のエフェクトの設定で風の強さやランダム性を加えるといい感じになります。(便利!)
終わりに
いかがだったでしょうか。「Sh0wer」の音楽・映像2つの側面から制作過程を解説してみました。
また今後、気が向いたら曲や動画の作り方について解説することがあると思います。お楽しみに!
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