DTMをする時のメインPCをWindowsからMacbook Proに移行してから約1年ほど経ちました。
今回はPC及びOS移行して得られたメリットやデメリットについて記していきます。
PCのスペック
まず前提としてPCのスペックについてです。
以前メインで使っていたWindowsはパソコン工房というところで購入したBTOパソコンでした。
このWindowsとMacbook両者に共通して言えることなのですが、元々動画編集や、AfterEffectsやBlenderを使ったちょっと重そうなCGなんかの処理ができることを視野にスペックを考えました。
そのためDTM用途オンリーで考えると正直オーバースペックなんじゃね?と思う点もあるかも知れませんのでご了承ください。
PC | Windows | Macbook Pro |
プロセッサ | Intel Core i9-9900K | Apple M1 Max |
メモリ | 32GB | 32GB |
GPU | GTX 1060 6GB | 24 Core GPU |
ドライブ | 2TB HDDと500GB SSDのデュアルドライブ | 1TB SSD |
ちなみに購入した年はそれぞれWindowsが2018年、Macが2021年くらいです。
DTMにおける比較
まずDTMをする上で最初に立ちはだかったのはUSBポート問題です。
元々Cubase pro 10を使用しており、このバージョンではまだUSBドングルを挿さないとソフトが起動できない状態でした。
Macbook proはUSBポートがtype Cしかなかったため、移行する際はUSB type Aに対応したUSBハブをセットで買うことが必須条件でした。
※今はCubase12にアップデートし、USBドングルが廃止されたのでMac単体でソフト起動できます!
その次に発覚したのがM1チップ互換性問題です。
私が使用していたRolandのQUAD-CAPTUREがM1チップ非対応だったため使えなくなりました。また、他にzoomのレコーダーであるH6も同様に非対応でした。
今はYAMAHAのMG12XUが何とか対応していたためオーディオインターフェース代わりに使っていると言う感じです。
使用している機器のドライバーが対応しているかどうかはちゃんと調べたほうがいいですね。
他に、サードパーティー製(Cubase付属じゃない外部のやつ)プラグインを使用した際にアプリがクラッシュして強制終了する場面が度々ありました。
私の場合は、ソフト音源とか色々込みで40トラック程の状態でボーカルトラックにiZotopeのNectar 3を挿して色々やろうとしたらクラッシュしました。
正直これに関しては未だに対処法が見つかってません。若干面倒ですが、一々ソフト音源のトラックをオーディオ化してからミックス・マスタリングに移るというのがベターですかね。
あとこれはDTMに限らないことですが、ショートカットキーが少し変わるので最初は操作感に戸惑うかも知れません。
次にMacの良いところについて触れておきます。
制作する上での作業過程や曲の書き出し等の一通りのことは遅延もそれほど感じずスムーズに行うことができます。
この辺の快適さは以前使用していたWindowsと使用感はほぼ変わらないレベルです。
流石は高スペックPCといったところでしょうか。
また、これは仕様なのかどうか分からないですが、MacではCubaseの音とバックグラウンドの音を両方同時に出すことができました。
つまり、Cubaseで曲を作りながらYouTubeを聞く等できるということです。
確かこの辺は、Windowsを使っていた時はどちらか1つの音しか出すことができず、一々切り替わるような感じだった気がするのでかなり便利に感じています。
※ちょっと余談
USBハブの話です。
個人的にはマウス・cubaseのUSBドングル・MIDIキーボードの3つを同時に使用したかったためtype Aポートが3つあるハブを買いました。
ただ、使用していると時々認識されなくなるのがちょっと問題です。
USBハブについてるイヤホンジャックから音を出力して作業していると、時々認識が切れてMacbook本体のスピーカーから音が爆音で鳴り出します。
それ以外は特に不具合もなく、最低限の機能は果たしているかなと思います。
これからDTMを始めたい方へ
結局のところ、WindowsとMacどっちが良いんだい!とお思いの方もいるでしょう。
状況は人によると思うので何とも言えないですが、私個人としては、「これから新しくDTMを始めようと思っている方」にはMacがオススメかなと思います。
理由としては、MacはGarageBandというDAWが標準で付属してくるからです。
このGarageBandはiPhoneにも最初から付いてくるアプリで、iPhoneユーザーなら馴染み深い方も多いのではないかと思います。
iPhoneユーザーであれば同じAppleなので、プロジェクトファイルの共有も楽々です。
世の中にはCubaseとかLogic Pro等様々なDAWがありますが、基本的にDAWって数万円するもので、他にも色々な機材・楽器・ソフトを揃えようとすると初期投資がどうしても高くなりがちです。
お金があまりない学生さんとかは結構キツいですよね。
すなわち、DTMをやったことがないけど興味はある初心者でも初期投資0円でどんな感じなのかお試しできるというのは結構なメリットなんじゃないかと思います。
ちなみに、先ほど挙げたLogic ProはMac専用のものですが、小耳に挟んだ話によるとLogic Pro付属のソフト音源の音がお気に入りで他のソフトに移行できないという方もいるとか…?
それぞれのDAW特有の機能とか音源があると思うので一概に言えないですが、Macしか対応していないDAWを検討している方はMacをとりあえず買うというのもアリだと思います。
是非参考にしてみてください!
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